THE LAST SURVIVORS ”Decontrol To Survive” PIN BADGE + STICKER SET (2 BADGES + 1 STICKER)

バンドの御厚意により入荷(サンキュー!)、2023年傑作1stアルバム "Decontrol To Survive" リリース記念ピンバッジ+ステッカー・セット!!

ピンバッジは2デザイン、四角バッジでサイズ4cm x 4cmとなります!

以下CDバージョン・リリース時のレビューより!

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2023年8月18日、ベースのTAKESHIからリリースされて間もない「DECONTROL TO SURVIVE」のCDを受け取った。
表ジャケをじっくり見てから裏ジャケを見る。
右下にさりげなくPOGO77 RECORDSの表記があるではないか。 (ロゴ、変わった?)
そう、あのラストサバイバーズのアルバムが、POGO77からリリースされたのだ。

普通サラッと流すところかもしれないけれど、自分はそうはいかなかった。
バンドとレーベルともに旧知の間柄だし、もう何年?30年以上?パンクにのめり込みバンドを続けたり、レーベルを続けたりしているってことになる。
これはバンドの音源のライナーだけれども、そんなことを思ったのでレーベルについても触れさせてもらった。

さて、ボーカルのMICHIAKIとは90年代半ばからの付き合い。
東京のシーンの黎明期から氏のバンドをずっと見てきた。
そして今回この音源を聴いて確信したことがある。
氏の怒りは今沸点に達している。
怒涛の、有無を言わせぬボーカルがかっこよすぎるではないか。

そしてベースのTAKESHIとは、今は無き西荻窪のワッツで共に凌ぎを削りあってきた仲。バッチバチにやり合ってきたけど親友でもあり、自分にとってベースの師匠でもある。

そしてレーベルを主宰するNORIと私・・・。
(これについては紙面の都合上割愛させていただく。)

まあとにかく、よく知ってるバンドがよく知ってるレーベルからアルバムを出した。
そしてそのアルバムはとんでもなくかっこいい。
それがうれしいし、心からおめでとうと言いたい。

自分はパンクはCDよりもレコードで聴きたいと思っている。
だから本作品がLPというフォーマットでも発売されて良かった。
絶対LPの方がパンク度が増しているはずだ。

さて、肝心の「DECONTROL TO SURVIVE」の内容については、各方面で語られているので、ここでは自分が感じた感想をサラッと。
UK81、いや82?逆に84か・・・。
でも、それだけじゃない何かがある。
とにかく“それだけじゃない何か”が俺を熱くした。
しばらくその“何か”について考えていたんだけど、ようやく自分なりの答えを得た。
それはきっと現メンバーの熱というか、2023年に強烈なハードコアパンクをぶち込む気概ということではないだろうか。

いつどこでパンクが発生し、どう日本に伝播したとかはどうでもいい。
とにかくラストサバイバーズがファーストアルバムを出した。

北欧やUKや自国のパンクの模倣ではなく、それらを存分に吸収し愛憎入り混じる解釈で咀嚼し、自らの血肉とした。そして放出された結晶がこのアルバムなのだ。

大橋敬玄(NEW AGE RECORDS)

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日本のアンダーグラウンド界において(途中ストップしていた期間はあるが)息の長い活動を続け、RAW PUNKの始祖的な立ち位置になるだろうか。The Last Survivorsはハードコア、パンクが好きで好きでどうしようもない人達だ。真正面から音楽に向き合い、常にアンテナを高く張りながらも彼らは一切ブレる事無く、己を研磨し続けてきた。だってこれが最高なんだから。影響を受けたバンドを聞けば枚挙にいとまがない事は明らかではあるが、彼らはどれにも依存する事のない"The Last Survivors”を手に入れた。そして今作はその集大成たる1stアルバムである。
彼らの真髄はシンプルな骨格で炸裂させるハードコアパンク。そしてショートカットチューンの応酬。個人的にこれが一番ガツンとくる。ちょっと待ってくれ、歌詞も読んだか?必死に抗っている事も忘れちゃいけない彼らのスタンスだし、それこそが背骨だ。思考停止に陥らず、自分らしさを見失わず。彼らの活動とリンクしたメッセージがしっかり詰まっている。
ってかLaw Of The Land入ってるじゃん、最高かよ。

by 安藤竜 (BREAK THE RECORDS / SYSTEMATIC DEATH)

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神奈川県を拠点に地道ながら一切ブレない活動を続けてきた孤高のハードコアパンク・バンドTHE LAST SURVIVORSが結成22年目にして遂に待望の1stアルバムをリリースする。

音楽が時代と共に変わり新しくなっていくのは当然の事だし私達もそれを受け入れそして楽しむ。

しかし生きていくって事は新しく変わっていくことばかりじゃなくてむしろ変われない、或いは変えたくない自分自身と対峙していくことでもある。そんな時に必要な音楽ってなんだろう、少なくともそれは新しい音楽じゃない気がする。人それぞれ違うだろうがたぶんそれがその人にとってのバラードってやつなんだろう。

THE LAST SURVIVORSのフロントマンMICHIAKIとは付き合いが古いがその謎に包まれた実生活はともかく、RAW PUNK一筋な彼の人生はひたすら自身の中の変わらない、変えたくないPUNKというものを見つめてきた日々だったんだと思う。勿論奴も人間だから傷ついたり苦しんだり怒ったり悩んだりしたこともあったろう。そんな彼が生み出したボロボロのカミソリのようなバラード集、それがこのTHE LAST SURVIVORSの1stアルバムDecontrol To Surviveだ。

収録されているのは旧曲の再録も含む全10曲、まず再生するとこれが2023年の音とは思えない全くもって1980年代初頭のハードコアパンクそのものな音に驚かされそして強烈な郷愁を誘う。これは切な過ぎる。DISCHARGEが、ANTI-CIMEXが、THE COMESが現役で活動しPUNXを熱狂させていたあの時代を俺たちは経験こそしてはいないけどもそこに帰りたい、取り戻したい、突風吹き荒ぶ真性RAW DESTRUCTION ATTACKハードコアパンクの集大成ともいえるこのアルバムを聴いているとそんな想いが込み上げ胸が熱くなる、そして歯を食いしばる。

アナーキーマークを背負ったボロボロのカミソリの切れ味は永遠に衰えることがない。

JACKY CRUST WAR(FRAMTID)
販売価格 1,100円(税込)
型番 SELF RELEASE / 自主制作